トカラ列島・諏訪之瀬島短時間視察
2006年9月22日〜9月25日(9月23日島内約6時間)
三宅島の復興のため、何かヒントになることはないかと考えたとき、気象庁の火山情報HPをふと見ると、
噴火情報が出ている火山として、三宅島・桜島・諏訪之瀬島の3島にリンクが貼られていた。
活発に活動している火山島はいくつもあるが、
1)現在も活発的に活動中。
2)2000年より火口2`以内立ち入り禁止。
3)リュウキュウチク(大名竹の子)林が生い茂り、トカラの島では特産物として販売している。
4)島が黒潮の本流にある。
5)1813年の大噴火で、全島民が避難し約70年間無人であった。
6) アカコッコが伊豆諸島と薩南諸島(トカラ列島・大隈諸島・奄美諸島)に分布している。
7)離島である。
など、何となく環境が似ていると思ったことから、三宅島の復興に何か役に立てられないかと考え、
島を訪れる事にした。
しかし、船は週2便しかないうえ、当日は台風の影響で、滞在時間は6時間しかない!
宿のおばさんはかなり変人が来ると心配したみたい。
でも入島の目的を伝えると快く話に応じてくれ、島の生活ぶりを事細かく教えてくださった。
本当にわずかな滞在であったが、島民のやさしさに触れることが出来、今度は十島村の村花である
マルバサツキが咲いている時期に訪れたいと思った。
島の特産物:トビウオ(飛び魚)・トラノオ(サンセベリア)・トカラ大名竹の子
トラノオ(サンセベリア)の栽培について
1)「ここのハウスは村が島民に貸付(月約2,000円)て、島民が栽培し村が出荷するので、
貸付分はそこで引かれ残りは島民の収入になる。」
2)「基本的に水をあまり必要としないが、雨水を溜めて使用している。」
昔ヤマハリゾートが開発したホテルの屋根に雨水を溜めるようにしている。
3)「マイナスイオンが流行っているので出荷を急かされる事もある。」
トビウオ(飛び魚)漁について
1)黒潮に乗って大型魚類に追い込まれ港内に入り込み桟橋から網ですくえる。
2)船で網をかけるとあっという間に網が揚がらないほど飛び込んでくる。
3)島民の大半の人が年間の収入をトビウオ漁で得る。
トカラ大名竹の子(リュウキュウチク)
1)三宅と同じで自生し苦竹よりちょっと太め。
2)苦味は薄い。
おばさんとの会話の中で知った事
1)生ゴミはみんなで集め肥料にし共同で使用する。
2)リサイクルに心がけている。
3)牧場の整備は島民みんなで作業をし、村からお手当てが出る。
4)イルカは200頭から1000頭位黒潮に乗って来て船の周りに集まるけど、
イルカウォッチ等観光に勧めていない。
自然の生き物なので、来るか来ないかわからないものに、島に来て見れなかったら可哀想だから。
5)諏訪之瀬島は比較的若年層が多い。
6)島での生活は様々な行事等島民全員で協力しあいながら行う。
7)島には役場の職員は一人しか居ない。
(十島村役場は鹿児島市内にあり、直接島民との窓口は島にいる一人が対応)
ガイドの方との会話の中で知った事
1)基本的に生活物資等は生協さんを頼っている。
2)島の物産をなんとか観光客に見せたい。(船が着岸する時、たまに陳列している。)
3)火口2`以内立ち入り禁止の理由は、いつ噴火するかわからない上、小規模な噴火で溶岩石
等が飛んできて危ない事と登っても面白くないから。
私個人的に思った事
1)上記以外で様々な話を聞いて思った事は、島民自ら考え・実践している事。
2)iターン者がどれ位居るかわからないけど、諏訪之瀬島は無人島期間が長かった為、比較的
受け入れ易いが、最近ダイビングショップがお店を開こうとしたが頓挫した様だ。
多分、潮の流れがきつい島なのでスポーツダイビングには不向きかも。
3)十島村役場に対して?があるみたいですが、島外の者には「十島村友好島民の会」等を介して
十島村の各島の様々な情報が入手出来、離島で不便ではあるが観光へは努力している様に見える。
また、島外の人はインターネットで村を知る事が多く、村が運営しているHPは充実している。
*)今度は現在も噴火活動が活発な鹿児島県三島村・薩摩硫黄島へ渡航してみたい。
(わざわざ鹿児島の離島へ行く事も無いと思われるがフェリー大好き人間として行って見たい)
出航前:村営船の「フェリーとしま」
トカラ列島:諏訪之瀬島が近づいてきた。
諏訪之瀬島・切石港:悪石島に向け出航。
今流行のマイナスイオンを出す「トラノオ」栽培。
魚の内臓を肥料にスクスク育った島バナナ。
約70年間無人島になった諏訪之瀬島に
明治に入り入植・開拓した「藤井富伝氏」のお墓。
山桜の日本南限:ナベタオ桜。
飲み水は淡水装置で作り、真水を供給している。
島唯一の商店。商品棚の一部。
宝島折り返しで入港してきた「フェリーとしま」。
村営船なので入港作業は島民が行う。
お世話になった観光ガイドさん。
(ヘルメット姿が観光ガイドの会長さん。)
短時間でしたがお世話になった、おばさんと看護士さん
顔が見えなくなるまで見送ってくれた。
鹿児島入港が真夜中なので船中に泊る。朝の桜島。
村営船:「フェリーとしま」
下船した時は私たち2名しか居らず、船の事務長さんは
私たち下船を確認後タラップを外していた。
船員さんも船の環境も、とても素晴らしい船であった。
日本財団マークの入ったコンテナが多数あった。